2004年09月01日

◆都会から猥雑さを除くと、都市になる。(2/8)

 戦後、引き上げてきてその後ほとんど東京で暮らしていますが、戦後すぐの渋谷なんかはまさに<都会>的でしたね。駅前広場は一面ヤミ市場があって、いろんな怪しげな食べ物が売られていてね。モツ鍋なんて何のモツかわからないような、ね。食べ物の匂いと人いきれ…焼け跡の中のヤミ市、それが印象的でした。
 だから、東京も戦後10年くらいは、<都会>的でしたよ、<都市>的ではなく。車は進駐軍と新聞社くらいのもので、ほとんど走ってなかったし。ビルが少なかったですね。平べったい建物ばかりだった。
 東京全体が、いわゆる<都市>になってきたのは1960年代になってでしょうね。50年代はまだ焼け跡に慌てて建てたバラックのようなものが残っていました。その間を路面電車がゆっくりと走っていて、人もなんとなくのんびりしていた気がします。それが60年代になって、車が増え、高速道路ができ、鉄筋コンクリートの団地がずいぶんできました。ここから、<都市>的になったと僕は思います。
posted by rag at 09:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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